月夜に舞う鷹のように 暗闇の中で目を凝らし 望みは一利一害 縋る一つ再三再四 気付けば灰になったような日々 暗雲低迷 煙る空に 時世時節 前虎後狼 時を越えて 風を扇げ 移り変わる時代に今が 染められても あの頃の 温もりが 僅かでも 胸にあるなら 吹き荒れる嵐には屏を立て守れ 金箔を撒くか如く舞い踊れ 酒家妓楼 侈衣美食 閑古鳥よ鳴かないで 浮世の霜枯れよ 清め給え 知らぬ間に変わりゆく街並み 虎渓三笑 灰になる後 委肉虎蹊 前途多難 色は匂へど散りぬるを ‘何が起こっても大丈夫 側にいよう’ 燃え盛る 炎へと ただ一つ 思いと共に もしも過去が 違っていても あなたが見える‘環境に’...... 咲いたから 時を越えて 風を扇げ 移り変わる時代に今が 染められても あなたとの 温もりが 確かにそう 胸にあるから 金屏風へ歴史を染めるように描け 浮世の風情 時を舞い踊れ