ひらひらと舞い落ちる 桃色川沿い その先で待ってる 読みかけの本を閉じ あなたは去っていく また桜が散る 戸惑う私の頬を撫でるぬるい風 春一番吹いた今 乱れ舞う心にはただ ひらり 儚くて切なくて散って初めて 気づいた 「愛していたかった」 舞い落ちていく 花びらひらひら 私の道に降り積もっていく 夕凪咲き誇る 思い出川沿い まだ春は舞ってる 読みかけの本開けば桜の花びら そっとなぞった 過ぎゆく涙一つ 栞を挟んで 春一番吹けよ今 立ち止まるこの背を押して ひらり 舞い落ちる花びらのような小さな 思い出 「幸せだった」降り積もりゆく 言葉はひらひら 閉じた本の隙間を埋めるほど たくさんの後悔も たくさんの幸せも 今はまだ本に閉じたまま 大切にしよう桜咲くまで ひらり 舞い落ちる花びらのような小さな 思い出 「幸せだった」降り積もりゆく 言葉を今なら 素直に言えたのかな ひらり 儚くて切なくて散って初めて 気づいた 「愛していたかった」 舞い落ちていく 花びらひらひら 私の道に降り積もっていく
