黄昏色の歩道振り向く 靴を鳴らして歩け 飾窓の硝子へ 映る影に 気取って酔いしれた ウインク 貨幣に口付けしましょ 豪奢なほど美しい 釘付けでしょ リキュールは街頭の空覆い 放射線をあとにした 暗い路地を征け 果てたダンサーの間くぐり抜け 伊達ものなんかじゃない 似合うは妾のまち 肩肘ついたままぼんやりと 巴里のミモザを想う おどけて笑う男に苛立っている 厚化粧なんてまさか 冗談を 生まれたままで 十分よ 煙立ち込める敷妙 馬鹿な真似 不幸せを 数えていたけど "何時か"なんて 来ないでしょ 暗い部屋の中 話を訊いて 頷いて それでまた もう結構 上手な街 似合うの妾こそが 踵なんてとうに折れた靴 (don't need love, just in bills) しおれた音 鳴り響く夜に まだ足りないの 砂糖溶ける錠剤を流し込み ふたたび夢を見たくなった だから ほら見て 妾の勝ち
