花咲く街でステップを踏め 少し汗なんかかいて 始まる今日にクラップを宛て ぬるい風を纏って音に乗れ 街は今彩られ 君ももうすぐ春を知るはず 野放図な日差し受け 木々の合図で扉開けよ 歩き出すほら 刻むリズム軽やかに 霞も雲も歌う季節に 花咲く街でステップを踏め 少し袖を捲って 消えゆく今日にクラップを宛て ぬるい風を結んで音に乗れ 僕らただ繰り返す日々に 小さく悪あがきして その内に雪は溶け きっと朧に月は光るよ 口ずさむほら メロディ響く沈黙に 東の雲は細く棚引き 淡い色に染まる 蕾綻び出す 恋が微かに香れば 時はすでに逆さまだろ それならいっそステップを踏め 少し汗を拭って いつかの記憶にクラップを宛て ぬるい風を辿って 花咲く街でステップを踏め やがて色が散るまで まだ見ぬ明日にクラップを宛て ぬるい風を纏って音に乗れ