あなたの気づいていない何かを 僕が見つけて補えれば 風だって遮るものを見落とし吹く そこに人も集まり花が咲く 若いというだけで寂しくなかった頃 人を思う気持ちも乱暴だった 僕の手にすべてを委ねて欲しい 自分を捨てても守りたい この街のどこかに愛が生まれて 多分いつかは終わるとしたって 涙のかたちの雨が降りれば 夏もみずから身を引き秋 錆び付いた自転車も壁にもたれ 冬の雪で静かに白くなる あなたを愛しても まだまだ愛し足りず もっと何かしたくて眠れなくなる 二人して一つの世界をつくり 出逢えたこと愛したこと あなたがうれしい まるで少女が悪戯するように笑った 僕の手にすべてを委ねて欲しい 自分を捨てても守りたい あなたがうれしい こんな自分が自分の中にいた うれしい