Track by青山陽一
少し読みにくい私小説のおかげで 動かない町にまぼろしが浮んで おそらくは三日月ののろい通過点 届かない電波の方角を見つめ どこか遠くに君と逃げて 二度と帰れない森の中へ 薄明かりをたよりに 重い革靴の裏 さらに鉄馬蹄 つかのまの居場所の掃除にはいい加減 力尽きてしまう前には喫茶店 わからない言葉で諭すよモージョメン どこか遠くに君と逃げて 二度と帰れない森の中へ 薄明かりをたよりに 引き寄せられそうならば 眠らずにすむのかも