背中を合わせて とりとめもないことだけ話す 僕らの世界はそこまで 優しくもなかった 本当のことは言わない それでも嘘はつかない 雨が降ってきた 傘は手になかった どうかどうか明日の朝には この全てが 君と同じになりますように どうか明日の朝には この呼吸さえも ああ なくなっちまえよ 君の世界がどう映るのか 僕に教えてよ 僕もそこに居たいよ 君の悲しみを 涙の理由を 僕に教えてよ その手に触れたいと ずっと 背中合わせだ 僕ら 振り向けないままでいる 本当は知ってるよ君は もうここに居ないこと 口から溢れる 毒を君の唇に移す 赤い血を吐いて 君は大丈夫と笑う 誰かが傷つくたび 自分が化け物のように思える あの人は悪い夢だと目を背けたけど 僕にとっては現実で 君は素直に怖いと言った でも 「それも一部だ」 と化け物の僕の手を握った 君の世界がどう映るのか 僕に教えてよ 僕もそこに「痛いよ」 君の悲しみを涙の理由を 僕に教えてよ、寄りかかってよ 君の悲しみを絶望を怒りを 未来でさえも 触れたい 知りたいよ 振り向きたいよ 背中合わせの僕ら 朝を迎える 僕は息をのみ 振り向きざまに言う