青ざめてゆれる摩天楼 うそ泣きの涙のしわざで 濡らしたシャツから覚えた あなたの香り 思いだした 似合わない声をたてた夜 星のかけらばかり みていた 背中をなぞれば あのときみつけたホクロ 場所がわかる いつも気まぐれなひと どうせあぶなげな夢 だけど女でいるしかない 燃えて燃え尽きるまで 思いこがれるはてに 誰もみな 黄昏人 やさしい褒めことばを抱いて ひとり寝のからだあたためた いけない男が かくした惚れぐすりなど 捜さないで いつか枯れる花なら そしてただ綺麗なら だから女と言わせたくて 流れ流れるままに 愛をみうしなうまま 傷ついて 黄昏人 ふたりふたりきりでも ひとりひとりなだけで 誰もみな 黄昏人 作詞 松井五郎 作曲 亀井登志夫