新しい住処の午後 差し込む陽が 遠く昔ある日を 部屋に写した 不慣れな静寂の中 今の僕は 相変わらず誰かを 待ってしまう どれだけ経っても 日々が積み重なっても 敵わないよ 足りない気持ちが 消える気がしないよ 君に会いたくなっては 瞼を閉じてた あの日の景色を 夢でまた、と 重ねた思いを 告げるその前に 蘇った君が 過去へ帰ってゆく 通り沿いに建てられた ひと時の部屋 入り込んでくる声を 僕は迎えた 一人を喜ぶ人が 羨ましくて 無理やり扉開ければ 街へ駆けた どんなに祈っても 明日が最期になっても 叶わないよ この世は全て たった一度きりの奇跡 数え切れないくらいの 覚えたセリフが 僕の身体には 君がいるよ どれだけ生きても 忘れたくないよ 確かに感じた 僕らの時間を 孤独なときには 見過ごしてしまう 胸に染み込んだ 君の愛を これからもずっと 共に歩いていく 笑顔に溢れた 大切なメモリー 近くに感じて 僕は生きてくよ