こうしてすぐに集まれる夜はあるかな 檻みたいな愛を抜けた後に 誰も口にしないけど気付いてるから 確実に思い出を残そうとしてて コンビニ寄って、買ったビールで あのテトラポットの上で乾杯を どうか夜を終わらせないで 未来のパンドラさに対して そんなわがままも言いたくなるけど 馬鹿みたく只笑い合って 段々僕らは近付く朝へ 自分で選べた未来から少し逃げたいのは どうやら君も僕も同じで 幸せが手に出来そうな方を選んだのに 近づくほど離れてるような気がして 底の見えない暗い海を眺めて 「どうなるだろうね」と笑うけど けど僕らは抱いてしまった憧れに追いつくには まだ間に合いそうだから、だから 新しい幸せを並べて聞かせ 合えるその日を迎えるまでは 少しだけさよなら 幾つもの不安な未来は 過ごして、過ぎ去って、気が付けば 「あの頃に戻れたら」なんて 幸せな溜め息に変わっていった そんなものさ ピンクが空へ滲み出して 世界が変わりゆく様を見ている 朝の中で笑って