羅生門

歌詞

笑って見せたって意味はないね 腹の底なんて人に見せる訳ないね 浮き沈みの人生 右往左往の輪廻 明日は死ぬかもなんて 誰も考えちゃいないね 盗賊、飢饉、火事、数多の災ひ 人の一人や二人、此の門の上では 幾らでも死骸を転がしてる 物陰には歪な手足 早い足に押され冷やし 岩から滴る岩清水に舌鼓を凝らし 命は朝露のように儚い 下賤には下賤の価値有り ミテクレで判断して警戒を怠る 容姿端麗だが虫を喰ふ 腹黒だが女菩薩は俺のもんだ 殺すのは野暮だ、連れは置いて行く 怪しさ満点の低音ヴォイス 語るは道しるべ、因果の果て 応じるは易し、草木を刈り取り 瞼を引き裂いて真っ黒な目 笑って見せたって意味はないね 腹の底なんて人に見せる訳ないね 浮き沈みの人生 右往左往の輪廻 明日は死ぬかもなんて 誰も考えちゃいないね 二人の男に恥を見せるのは 死ぬより辛いが如何って事は無い 計り知れないポテンシャルを持った 売女の中の売女は王になるか 生き残った方に着いて行く それがモットー、 ときには殺しも厭わない 虫が多くて頭にクるぜ 痒くて、痒くて、痒くて仕様が無え 姑息な真似はしたくは無えから 戦ってやったんだ、因果応報 仏は弱いから嘘をつく 己にですらも性懲りも無く 嘘でも何でも如何でも良い 面白ければ結果、何でも良い 思い出すと体中の血が凍り 短刀が冷たく光って瞬く 笑って見せたって意味はないね 腹の底なんて人に見せる訳ないね 浮き沈みの人生 右往左往の輪廻 明日は死ぬかもなんて 誰も考えちゃいないね 正解か如何かは手前の都合だ 人間というのは悪い都合は 綺麗に忘れるものだらう 先に儚く散った者の勝ちだらう 壁に耳あり障子に目あり 死人に口あり性器に正気なし 人の居ぬ静かな場所では 誰かの泣く声が聞こえるらしい 女は刀の様に腰に刺して 自分の物にするものだ 人間が犬を羨ましがる世の中だ 無理も無え、今日という今日は 人を疑らずに居られる筈も無え 見せてやりたいぜ端姿 手荒な真似には気をつけな 荒廃の世のエゴなら切り裂けり 笑って見せたって意味はないね 腹の底なんて人に見せる訳ないね 浮き沈みの人生 右往左往の輪廻 明日は死ぬかもなんて 誰も考えちゃいないね