いつまでも遊んでいたい ぶらんこ うんてい のぼりぼう すべりだい 1番上から見渡す景色が 世界の全てだった 夕方のチャイムが鳴って しばしのお別れをする また明日って疑わず手を振る事が 出来た 終わりを知らないから 橙の世界が藍色に染まっていく 懐かしい匂い 遠くから笛の音 あの街になんだか似通ってる 帰り道 よく遊んだ公園には どんとマンションがそびえ 立っていて 寄り道してよく食べてた 肉屋のコロッケももう無いらしい 初恋の匂いや温度 青春の汗や色も 少しずつ薄れてしまって ずいぶん無くしたな 数えきれないほどに 季節は巡り 流れに寄り添う ゴールの見えない旅路を行く 変わらないでいるのは きっと難しい 何か得るたび失う定めだから 橙の世界が藍色に染まってく 明日は明日の風が吹いても 思い出はいつまでも 美しいまま 橙の世界が藍色に染まってく 新しい風を迎えにゆくのさ さよなら ありがとう 戻らない今日までに 手を振り 一歩踏み出す 帰り道