「あたしのこと愛して」って 右手握って「ねっ」って 恥ずかしそうに並んでさ 「彼氏みたい」って言ってみてよ 僕の隣は君の居場所にしたい この胸の痛みわかる?って 訴えたい 雨あがりの青空 身長の差にぐっときた踏切待ち 隣ではしゃぐ君の鼻声 そんなしあわせをこの身体中に 後ろめたい気持ちごと押し込んで 「友達だし」って一拭きで 飛ばされそうな まっすぐで屈託のない言い訳で 心も身体も熱くなってく ねえ、悪いことしよう 「あたしのこと愛して」って 右手握って「ねっ」って 恥ずかしそうに並んでさ 「彼氏みたい」って言ってみてよ つかず離れずが妙に心地よくて だらしない君と 自己嫌悪に浸ってたいけど 「もうだめかも」って感じた 夕方、踏切待ち 愛想笑いもキレがなくって 心も言葉も錆びついていく ねえ、さよならにしよう 「あたしとのことどう?」って 右手離して「ねえ」って うつむいたまま黙ってさ 「別れよう」って言ってくれよ 君の隣は僕の居場所じゃない この胸に痛いくらい 訴えながら 「あたしのこと愛して」って 右手握って「ねっ」って 恥ずかしそうに並んでさ 「彼氏みたい」って言ってみてよ 甘いじゃれ合いが泡になる前に この胸の痛みわかる?って 訴えたい そんなあの日の恋は ふたり半分こして ふとした踏切待ちで 子供だったなって 笑っちゃえばいい そんな器用な大人になれるかな 君はもう、いない、いないのに この胸の痛みわかる?って 訴えたい この胸の痛みわかる?って 訴えたい