鳥籠に囲まれた 小さな世界は 僕が哀れな鳥に見える 唯一の場所だと知っている 静かに眠れるようにと 鍵をかけたはずの扉は 過度に劣化し始めて 溶け落ちてしまいそうだ 曖昧な世界に放たれた 青い鳥のように 鮮やか三色に割れた 大空を羽ばたけたのなら あの頃の僕の様に 上手く笑えるのか 反時計回りに 世界が揺らぐようだ 夢か現実か幻か 思考の奥に沈む水面に 貴方の姿が儚く揺れる 曖昧な世界に放たれた 青い鳥のように 鮮やか三色に割れた 大空を羽ばたけたのなら あの頃の僕の様に上手く笑えるのか 澄んだ大空を突き抜ければ 優しい貴方が待っている 「僕は大丈夫だ」と伝えたいと願え ば あの頃の僕の様に上手く笑えるのか はるか遠く景色が見える こんなにも輝いていたのか