朝のベルが鳴るたびに 胸の奥が冷たくなった 「透明人間みたいだね」って 誰にも聞こえない声で泣いた 制服のポケットに忍ばせた 笑顔は仮面みたいに貼りついてた 置き去りの机、破かれたノート それでも誰も見てなかった 「気のせいでしょ?」 その一言で切り捨てられた痛み でも忘れないよ あの日の静かな暴力 制服とナイフ 心に隠して 守るためだけのルールなんて壊して “Don’t tell me to smile” 誰のための笑顔なの? 本当の私を奪わせない 踏みつけられた日々の先に 刃のような光を見つけた だから今日も歩いてる 黒板の前、誰かの視線 全部、傷跡のように刻まれてる 逃げ出す勇気すら持てなかった その弱さがずっと悔しかった だけど今なら言えるんだ あの場所にいた私を抱きしめたい 声を上げることを怖れたのは 生き延びた証だと 「やり返せばいい」って そんな簡単じゃないって知ってる でも、黙ることが正解だなんて 誰が決めたんだろう? 制服とナイフ 忘れられない でもあの痛みが今の私を作った “Don’t you dare erase me” 見えないふりしないで たとえ名前も知られなくても ここに確かに生きていた その証をこの声に込めて 夜を切り裂くように歌う
