突然鳴り響いた 天気予報みたいなお告げは 明日の予定も覆して 熱に浮かされた顔を逸らす バスの揺れに合わせて 刻むビートは軽いステップさ 信号待ちですら我慢できない 歯止めの効かない予感は ねじれて絡みあった 後ろ髪を引く思いを 壊して跳びこえるくらい 一瞬で世界の色を変えたの ミルク色の砂糖菓子溶けた 幸せを身体で感じて 今 誰より上等なケーキみたい 絹のような織り目の細かい 複雑な戸惑いは決して 足を止める理由にならなくて まだ知らないあなたを 紐解いてお皿に並べて 迷う気持ちも楽しみつつ ひとまず紅茶を淹れよう 会いたい気持ちだけじゃ 重過ぎて嫌われちゃうかな 何気ない挨拶にしよう 焦ってしまえば恋も膨らまない ふたつ隣の席に座った 距離がもどかしくて笑えない でも すぐ側に居たって 直視できない どうして頭の中じゃとっくに エピローグ寸前の2人が まだ他人のままでバスに揺れる 1秒だって待ちきれない どうしたらいいの神様! ミルク色の砂糖菓子溶けた 幸せを身体で感じて 今 誰より上等なケーキみたい 絹のような織り目の細かい 複雑な戸惑いは決して 足を止める理由にならなくて