生まれてすぐはまだあちらと こちらの別は曖昧だって 天の網目を擦り抜け 還らなくなるまで 背負う眼は 透明と 墨色混ざった無垢で 泣いた時 輝く 命に震えたね 心から祈った 誓いの花束を捧げて その道を飾るから 思うがままに あまねく厄災も 引き受けよう 貴方の全て 永久に 舞う春に幸あれ 形代になる為の雛は 空っぽのままじゃいられない その身に掛かる嵐を 飲み込めたのならば 盃呷り 喝采と 千歳百歳に続け 八百万 見渡す 泰平を泳いで 七つ目を越えたら また明日の現世で逢おう 意味もなく重なった 影が愛しい 退廃を嫌って 桃の花に麗かな陽が 差し込めば 祝福はその手に 問えば問わずとも 何も惜しくはないけど 欲を晒せば いま少し傍に 心から祈った 誓いの花束を捧げて その道を飾るから 思うがままに あまねく厄災も 引き受けよう 貴方の全て 永久に 舞う春に幸あれ