空を翔ける夢を魅ていた 鳥は羽根を広げて 目指す未来へ 蒼へ宵闇色へ染まる 日常は脆く 摘み取られた花弁に似て 指先で弾く 罪木の様に崩れ落ちた 音が響く 涙の重さと罪の重さ 秤に掛け 傾き続けた針は軈て 応えを刺す ほら 心の闇に潜み続けた 怨みつらみが跳ねて 重ね重ねた深い決意が 躊躇を捨てて 引き金を弾いた 空を翔ける夢はいつでも 綺麗に輝くのに 届かぬ距離 白い羽根を抱いて 確かな呼吸が同じリズムに変わる 救いを求めて伸ばす腕を抱きしめ 征こう 心の奥に描き続けた 光が示す導 贖罪の雨降り注いだら 直向きな程に、美しく散った 空は遠く落ちて落ちてく 染まる羽根を広げて 闇も陰も 全て引き連れたなら 僅かな決意が同じ鼓動に変わる 扉を開いて 腕を引かれる儘に 征こう