桜の死体が敷き詰められていた 僕達はまだ子供になれない子供でさ 一人遊びの積み木 珈琲も苦くて飲めなかった 会いたいよすら叶わなくて 体育座りの部屋の中 苦しいよすら届かなくて 渦に乗って回ってた 君が桜を生き返らせるから 桃の出番が無くなって 大人なんかクソくらえと 叫んだって届かなかった 君が桜を生き返らせるから 君の涙の虜になって ずっとそばにいるよ まだ未熟な僕等 君は口紅を塗る意味を知った 煙草の味も酒の全能感も覚えた やっと君の隣で 眠ることができるのに もう僕らは 大人になれない大人だった 君が桜を生き返らせるから 駅のホームを間違えた 鈍行列車で追いつくから 先に行ってて 吸ってから行くね 実はもう一人でも大丈夫だよ きみは気づいてないけど フィクションはもう終わり やっと大人になれたね