天文台を盗んだのは やっぱり夢だった うつつを離れても君は 君でしかなくて だから息を飲むの ぶざまな手を褒めてくれたのは 君だけだった あの日から今日まで 誰に笑われたって平気になったよ 例えば、深夜の住宅街 例えば、見飽きた缶コーヒー 「あなたは悪くない」と 君が初めて言ってくれた 雨が降っても帰りたくなかった 例えば、癖のある長い髪 例えば、ずっと鳴ってた音楽 僕らにまつわるすべてのことは ひとつも欠けてはいけなかった 絶対にひとつも 絶対にひとつも 僕らにまつわるすべてのことは ひとつも欠けてはいけなかった 絶対にひとつも 例えば、ヘンテコなオブジェ 例えば、拾った携帯電話 例えば、一緒に読んだメニュー 例えば 例えば