浅く目を閉じて 深く沈むのは どんな事しても足りないくらい 増えてく君のせいで 街の中で聴いた 耳障る音楽が 炭酸みたいに昇っては 弾けて消えていったんだ どれだけ過ごしても あるだけこなしても 叩き潰せない想いは 遥か胸の奥の方 静かに落ちだした 光が枯れる頃 すれた靴を引っかけて またそこへゆくのだろう かなしみの雨をゆく 震えるその肩には かける言葉さえ 見つかりはしないけれど 僕は何も出来ずに ここで君を待つだけ いくつもの夜をめくりながら僕は 待ってる 書き込めないまんまで行ったり 来たりで 透明な夜にだって青がかる 君を知る かなしみの雨をゆく 小さなその肩には どんな言葉さえ 重すぎてしまいそうで 僕はただこの場所で ここで君を待つだけ いくつもの夜をめくりながら 待ってる 輝く季節を抜け 理屈の海を越える 僕らはどこまで続いてゆくんだろね いつかすべてがただの 幻に色あせて しまってもいいさ きっとそこに何かが 待ってる
