この街はもう死に絶えた 西陽が射すまで眠った 灰になる日々を埋め直して 暖かいところを目指した 御守りに固く結んだ 赤い糸なんかに縋った めまぐるしい外の全て 分からないままだった パパもママもいない そして僕を選ぶしかない 世界崩壊、この次かい? 僕だって全て遠ざけたい 僕は君といたい この気持ちに遣り場は無いんだ 「愛してる」と言って 「この街は僕のもの」 「この街は僕のもの」 泣きたいよ 独りになって 夜が来るのを怯えている 器量だとかもう死に絶えた 0か100かで選んだ 堂々巡り繰り返す そしてタイムオーバーになる ジメッとした君の愛が 他の誰かに向けられることが 愛おしいけど苦しいんだ 「この街は僕のもの」 「この街は僕のもの」 泣きたいよ 独りになって 夜が来るのを怯えている 青すぎる空に飛び交うミサイルは ここからよく見える 御膳立てのように全て壊して 鍵をなくした僕たちの 隙間を埋めるように 壊れたラジオから流れる 『この街は僕のもの』 『この街は僕のもの』 泣きたいよ、ふたりになって 飛び出して、微笑んでよ 「この街は僕のもの」 「この街は僕のもの」 泣きたいよ 独りになって 夜が来るのを怯えている