風が揺らいだ橋の上 離した指先にポツリ 願いを焦がした 思い出をひとふさ噛り 消えないでと飲み込んだんだ 振り返らず遠ざかる君は 滲んでた 「きっと」なんて曖昧な 言葉で繋いだ こぼれ落ちる 雫には輝きを 吐きだす声 夜を駆けて灰になってく くりかえして 今日を淡く夢みる ぬぐった瞳に 映る全て美しいと 信じれるよう 移ろいだ街鮮やかに 寄りかかる隙もなくなって 許しを拒んだ 空いた隙間のぞきこんで 彷徨う視線が 影を追う 漂うような心をなぞった 寂しくて 今更って臆病が 季節を巡った 魅せられてく 抱き寄せた泡の中で ぎこちなく笑って見せた 戻れないから 離さないでと願ってしまった日に 焼きつけた景色 青色に染まったまま 満ちて消えた 置き去りだった名前を 呼んでくれた声が 帰る場所を照らす 道しるべになった 大丈夫 こぼれ落ちる 雫には輝きを 吐きだす声 夜を駆けて灰になってく くりかえして 今日を淡く夢みる ぬぐった瞳に 映る全て美しいと 信じれるよう