小さく花が咲いていたんだ 左耳あたりポツリ 次第にそれは増えていて今では前も 見れないほどだ もぎ取られて怯む視界の隅声が滲ん だ フラワーステップ君に見せたいんだ もうこのまんま花の束になり腐って も 「おとぎ話かよ」って笑うかな 鼓動に根がめぐる前に 抱えた花に遠い日見てた 軽率な願い ちらり言葉の意味を知ろうにも甘 い思虜すらできないほどだ 思いの数だけ増えていくこの花をこ ぼさないように フラワーステップ君に会いたいんだ なんてことない表情してさ明日でも 見よう「待ちくたびれたわ」って笑 うかな鼓動に根がめぐる前に たどり着いた懐かしい場所眠る君を 見た ああ もう涙も流せやしないのに フラワーステップ君に見せたかった ほらこうやって花の束になり腐って も「おとぎばなしかよ」って笑って よ鼓動に根がめぐる頃だ ねえ 心をどうかつないでぎこちなくても