モノクロームの空 乾風さえぬくもり求め彷徨ってる 恋人たちが寄り添って囀れば 街路樹の葉は落ち切らずに 終わりの気配 心模様描いたようなワンシーン 最後のバスを見送って 手と手が雪を溶かした 愛のうたは今夜僕らを乗せ どこまで届くだろう 乾いた心も癒えるだろう 雪が降る夜は 「今年ももう終わるね」と 照れくさそうに君は笑った 冬の匂いがした 帰れない理由を探してた 真っ白く染まる世界で 愛のうたは今夜僕らを乗せ どこまで届くだろう 繋いだ心確かめよう 雪が降る夜は 「時を止めれたらいいのに」と 冗談ぽく僕も笑った 君の匂いがした 眩しく見える昨日より 限りある今が愛しい やわらかい思い出に そっとさよなら告げたら 愛のうたは今夜僕らを乗せ どこまで届くだろう 乾いた心も癒えるだろう 雪が降る夜は 街は眠りの中積もる雪は 僕らを急かすように 遠回りの帰り道を照らし続けた 照らし続けた 君との愛のうた