ゆく人の寂しげな 後姿のうつくしさは その昔 人並に 愛したこと 思い出させる花よ 小寒い風に揺れながら 枯れた野に咲いている つらい別れ 哀しみ添えて ほほを濡らし 抱きすがりついたら その胸の冷たさは めぐり来る愛 歌わせたよ わたしに <♪> 来る人のうるわしい 汚れ知らぬ微笑みは その昔ときめいて 愛したこと 思い出させる花よ 冷たい風に揺れながら 夕闇に咲いている 心すべて捧げようか ためらわずに 唇寄せたなら 恋心かぐわしく めぐり来る夢 歌わせたよ わたしに 冷めたい風に揺れながら 夕闇に咲いている 心すべて捧げるのなら せめて愛を もいちど信じたい 恋心かぐわしく めぐり来る愛 歌わせたよ わたしに