砕け散ったグラス 思い出なのに 泣きたくなるけど 忘れたわけじゃないのに 「音楽がついてる」と 君は不思議と軽い足取りで 行ってきますと微笑むんだ 君を送り出して片付けなきゃ 戻らぬカケラよ そうだ そのメロディが 君の痛みを癒しても 壊れた思い出を永遠の忘却へ 葬るだけなのに Music is but an anesthesia 君がそれを拒まないで Music is but an anesthesia 歩くことを選んだのは 他でもなく君自身が それを拒まず歩こうと決めたからさ 何気ない唄が思い出させる あの日の涙よ そうだ 音や景色に 暗い記憶を露光して タンスの一番奥で眠ってた フィルムに触れるように Music is but an anesthesia 君がそれを拒まないで Music is but an anesthesia 今日も唄を歌ったのは 他でもなく君自身が すべて受け止め生きようと 決めたからさ 紛れもなく君の顔が 麻酔の向こう 堅く意図して綻んだ
