夏の花火が散って ラムネの雫に映る僕1人 見失いそうな この夏が終わる時までに 君はいつだって楽しそうで 僕なんかいなくても 何も変わらないさ そうだろう 線路沿い今日も歩く度に 自信喪失 あいつが羨ましいなんて 思ってないけど ぱーっと過ぎていく日常に 追いつけない見えない未来のこと 焦燥のままに 夏の花火が散って ラムネの雫に映る僕1人 見失いそうな この夏が終わる時までに 君に逢いに行くんだ 人生俯瞰して 冷静なふりしてるけど 君がいないのは お祭りのあとの虚しさに 似てる この季節の備忘録 目と目で紡ぎ合って 夏を繋いだ ぱーっと消えちゃう君の影 茹だって何も言えないこのしじま 夏の幽霊だ 爆ぜる火花と共に 空蝉が広がっていくばかり 音が消えた刹那に 夏の終わりを知って ラムネの雫に映る僕達は 見失いそうな 茜色の頬を追いかけて 来年もまた此処に来るんだ