息を吸うよりも 大事な夢があって 君は笑うけど 誰よりも強く頷くね 夢は解ける魔法だなんて その気になるじゃんか ずるいや 心もピアノも鍵をかけて 少しずつ忘れればいい 眠る君のそばで 祈った 明日、歩き出す訳が何もないや 君にどう言おうか 何も言わず背中に触れる熱が 教えるようだ 生きる訳が変わっても ああ まるで僕と 夢を見て知ったのは 空は飛べないことなのに 大げさなそのユーモアは 羽根をくれるみたいだ 可笑しいね こんな日々も悪くないね、と おどけたフリをして 聞くんだ あれもこれも必要な傷で それゆえの惹かれ合いで だからこそ知るんだ 愛を 君が笑うだけでうんと世界は 良くなる 蓋を閉めた夢も まるで意味を変えて 明日を照らすから 忘れなくていい あれからの空白に ああ 花が満ちて ああ 生きて行ける