何かが失われた 甘美な記憶に連なる何かが 愛であったか 束縛か 誰も知ることのない真実 僕が過去を消そうとしている いや もう思い出せないのか 小さな流れが川にはあって ダイヤモンドが輝いていたはずだが 捨てたのは君に違いない 言葉は一つか、応酬か、 三つあったか、 今ではもうわからない どちらがどちらを傷つけたのかも それはきっと風のせいさ 無常の風さ 僕の久遠の敵が 彼岸に向けて吹いているのさ ああ 恋人よ いつの日か 二人しか知らない場所で 僕は君を待っていよう 時代が過ぎ去っても 僕には一瞬さ だから二度と泣くんじゃないよ でも僕のことは忘れないでおくれ 僕の愛を知らなかったとは 言わせない それはいつまでも輝いているんだ あの小さな流れの底では…