濡れた手が震えてる 感覚が遠のく 消えかけの蝋燭に吐息を吹きかけて 闇の中 溶け込むように 二人の輪郭が混ざり合う 純粋(ピュア)な言葉では愛せない 僕の心で揺らめく炎 触れた指先 焦がすような 融解点を越えて 確かな温度で君を包みたい 夜が明けるその前に君のすべて奪って 燃え上がり灰になる 欠片さえ残さず 唇に指をあてて 真実も嘘も聞きたくない どんな強い風が吹いても 僕の心で揺らめく炎 冷めた感情(おもい)を焼きつくして 蜃気楼に騙される 微かな体温(ぬくもり)に触れていたい 朝がきて 窓の外 光が溢れる もう、蝋燭の灯りは夢の中 消えてしまう やがて二人は離れ離れ 消え入る前に揺らめく炎 君が吐息を吹きかけたら それですべてが終わる 純粋(ピュア)な言葉では愛せない 僕の心で揺らめく炎 たとえ報われない恋でも 何度も愛を灯す 抱きしめ もう二度と君をはなさない