星の数だけ星があり 人の数だけ人がいる やっと頭がちゃんとしたのかな 目を開けたまま 眠るようになった 窓の数だけ暮らしがあり 列車の数だけ帰り道がある やっと頭がちゃんとしたのかな 疑ったまま ゆだねるようになった ポケットの中 お守りがわり あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ 握りしめると涙が 溢れてくるハンカチ 人懐っこい柔らかな夜風 面影も残さず春のおわり 見上げた満月のつむじに生えた歌 面影も残さず春のおわり ポケットの中 お守りがわり あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ 握りしめると涙が 溢れてくるハンカチ 手のひらの中 さよならのとき あなたがくれた藍色のハンカチ 世にもあべこべなハンカチ ぬぐうと一層 涙が溢れてくるハンカチ あなたがくれた藍色のハンカチ