少しだけ眠い春の窓際で 戸惑いながら許してしまう 君を思い出す あぁ教室の窓から 歪んだ摩天楼が 青空を切り取って 揺れるのが見えている どうでもいいなら どうでもいいでしょ? 忘却とは無縁な 悴む理性 ねぇ なんにもない なんにもない 空 伽藍としている心象 もう2度と 戻れないことだって分かってる 同化しているよ 境目を無視して グラウンドを溶かす白線に 共感したりする 愛してたから 傷つけたんだっけ? 傷つけたから 愛してたんだっけ? 夢の中で2人は 笑っていたんだっけ? 都合のいい思考で あきれる知性 ねぇ なんにもない なんにもない ただ、続くと思ってただけ もう2度と進まないことだって分かってる なんにもない なんにもない 空 伽藍としている心象 青空は春に溺れて呼吸を忘れている もう2度と 戻れないことだって分かってる