見慣れた景色は 目の前で崩れ 逃げ惑う人々の影 荒れ狂った空を隠してはくれず 皮肉に笑う 瓦礫と泣き声 どうして…奪い去ったの今を どうして…教えてよ神様 「僕は何も残せなかったけれど…」 そっと君を抱き締めた もうこれが最後で (薄れていく意識) すべて終わりなのに (君の名を叫んだ) 炎に包まれて (何もかも消えていく中で) この手が離せなくて 与えられた今を受け入れられずに 自分にかける言葉も無くて 抵抗できずに奪い去って行くの 数え切れない思い出たちさえ 僕らは悲しみに涙して 僕らは喜びに笑い合い ただ今はそれさえも忘れて 終わりを迎える ただ側にいたくて (どうなったっていいから) 身体も焼け落ちて (君の名を叫んだ) すべて失ったけど (何もかも消えていく中で) この手が離せなくて どうしたって 変わるわけじゃないけど もう泣かないで 僕はここにいる 誰かじゃない 君がいいんだ さあ 鐘がなり 終わりを告げるよ もうこれが最後で (薄れていく意識) すべて無くなるのに (君の名を叫んだ) 瞳を閉じた先 (何もかも消えていく中で) また君に会えるかな