ねぇ 覚えてる? あの頃の僕は ただ言葉を並べてた 誰かに届くことも 信じきれなくて ノートの隅で 夢を描いてた “辛い”って言葉を使うのが どうしても 嫌だった だから笑って誤魔化して 旅に出る理由を探したんだ あの交差点で見た 空の青さを 今も 忘れられないまま 静かな街に風が吹いて 僕はひとり 歩き出した 知らない街で見上げた 朝焼けが 少しだけ 心を溶かした 名前も知らない誰かの笑顔に “生きる”って やさしいんだと思えた 泥にまみれた手のひらの中 小さな芽が 光を探してた それはきっと僕と同じで まだ夢を 諦めていなかった すべてのMemoriesが 僕を作った 涙も 笑顔も 無駄じゃなかった 転んでも 立ち上がるたびに 見つけた景色が 今を照らしてる 好きなことを 好きでいられること それが僕の 生きる理由 過去も未来も この胸の中で ひとつの奇跡に 変わってゆく いつか誰かの心に届くように 僕は今日も 歌っている
