あつらえたような 狩猟の日和 会いたくはない だって還れない二度は還らないわ 何かがきっと切に迫って見せた でも呆気は、ない ああようこそ さあ逃げ隠れて 囲う木々たち 歌う花たちよ ああ生け捕りにせえ いずこへ、消えたの? 八手のように伸び撫ぜる魔の手 その首根をひたと掴んで いずこへ、消えたの? 夜のない庭に火を焚くのね ささやかに灰を残して 次、次、次、次 人混みを縫ってあなたは刺した 慰める為獣たちはああ話したわ さみしさはただ縄張りのように 絶えず拡がりこの山を ただ、ただ成したの 奥へ奥へと降りろ降りろと 1番の景色へと あなた、ええ向かうのね その手には太く銀色光る もしかして、ね 会いに来たの? あら、そうなの ざわめく鳥たち ああ放つ犬 あなたと目が合う ここへ来たのよ 法律はないわ 思い切って 山の掟で歓迎するわ 紅く噴き出すの 言葉より早く引き金引いた 慣れの果てに踊りかかる この子たち ああ骨ひとつ残して ああ骨ひとつ残すな