いまさら易しくはやれない 突き放しても手も震えない いいの?話して それはとても退屈 なくなるなら余したくはない 自然なんて不自然に眠る 身体とこの星を 捨ててやがて総て透けて 会えるときに届き合うの 何もかもが遠ざかり ねえ誰のことを思い出すの あなた、かしら この影を薄めてはゆけない 素直になればなるほど 可愛いらしく 鋭いかなしみに手をやる わたしが思っているだけ全部 祈るだけでは救われはしない 「けれど」「それでも」 この言葉に救われるから いつまでも いつまでも易しくが出来ない 自ら抱く肩はやせてく 誰かがまたこんな思いをして 「けれど」「それでも」 諦めたくない 届き合うの 何もかもが遠ざかり ねえ誰のことを思い出すの あなたかしら あなたかしら わたし、かしら