その目に映らずとも 心は愛で満ちるよ 水面に踊り狂う光を 掬って帰ろう 夕方5時の ぬるい電車に揺られて 窓越しに川辺 見つめて 取り留めもなく浮かぶ言葉 いつでも 探してる 何を探せばいいのかを どうすればあんな風に 滑るように 清らかに いられるんだろう その手に触れられずとも 心は恋焦がれるよ 水面に踊り狂う光を 掬って帰ろう 優雅に枝垂れた 柳そよぐ川沿いで 降りてくる夕陽あおいで 眩しさに目を瞑る 僕は いつでも おそれてる かたちのない妄執に 針なき時計を巻いて 花嵐の真ん中に佇むように いられたらいいのにな 要らない空き箱に 捨て置いたはずの思いも ともすれば あてどなく 零れ出すから その目に映らずとも 心は愛で満ちるよ 水面に落ちし影を 眺めて 弱気になるけど その手に触れられずとも 心は恋焦がれるよ いつかは いつかはって 背伸びして 手を伸ばすよ