湿った記憶と空気 私にとって麗しいのさ 滴が落ちるルーティン まるで気持ちのリズムみたい 段々と無くなる靴 早く乾かない服 濡れてくガラスが濁ってく 空白の幸せを今すぐ 満たしていたい触れていたい 震える声掻き消せるなら 涙も雨で誤魔化せるから 溢れ出しそうな感情全部流してみる ずっと 壊れかけの傘を開いて 眩しい太陽見えないうちに 曇った心を 水溜まりに溶かしてしまおう 荒む前に つまらない日々透かしてよ 凍てつく色もう飽きていたんだ くだらない考え捨ててよ 残るのはさ赤くなる瞳だけ 淀んだ記憶と空気 私にとって愛おしいのさ 綺麗な淡い願い 沈まぬように浸りたい 段々と無くなる靴 早く乾かない服 濡れてくガラスが濁ってく 枯らした喜びを 純粋に焦がしたくない拭い取りたい 微かな声一つだけなら 涙も雨で誤魔化せるから 零れそうな感情全部隠していく ずっと 壊れかけの今を優しく 苦しい思いで埋もれるまでに 曇った心を 水溜まりに溶かしてしまおう 失くす前に