手を伸ばせば伸ばすほど 遠くなるものばかり 想い募らせ歩く 今宵の月灯り 喜びも悲しみも 神様の匙加減で ただ何となくだけど あなたを思い出してる ため息も反射する 誰もいない帰り道 せめて明日くらいは いい日でありますように 「どうしたのそんな悲しそうな 顔して」 思わず振り返れば ぼんやり浮かんだ空には一つ ちっぽけなわたしを照らす光 せめて同じ空の下で 同じ月を見上げてる そうだったらいいな なんて思ってる わたしの思いつき 水たまりに浮かぶ 花びらを揺らす風 泣いても笑ってても 季節は巡ってく 夜が深さを増して あの月とふたりぼっち あなたは今どこで 何をしていますか 「すぐ追い付くからちょっとだけ 待っててね」 今なら言えるのかな 諦めていた夢覚えてる? 一人きりじゃ 叶えられそうにないのなら 何度だって何度だって あなたに手を伸ばすから 一番近くで眺めさせて 空には遠い月 消えてしまいそうなほど 儚い想いのカケラ 拾い集めては ぼんやり浮かんだ空には一つ あなたとわたしを包む光 あったかくて優しい気持ち 笑顔でいれますように そう願いながら 見上げてみた おぼろ月夜に響く声が 届かないほど遠く離れていても あなたと同じ月の下で 歩いてくこの夜が ただ永遠に続けばいいのに なんて思ってる わたしの思いつき あなたに想い月