貴方と居た一年に見合うような宵も もう底をついて、 やっと平行に立てたのに どこかで最悪を愛してる まだ行く宛も無いラブレター 「もう、どこに行っていたの?」 ずっと悲しませないで それは、貴方が、触れた、 酷く、悴んだ、手で。 どれだけ“不甲斐ない”の 理由を探したって今は色褪せない 漂っていたんだ、 閉まり切った部屋みたいに 寄りかかって踊ろう今夜ここで、 狂う程に。 見てよ、 あたし泣かないでいれるから 貴方の為に伸ばした髪も、 今から切りに行くには理由が 足りなくって 気が狂いそうだよ^^ ほら見てよ、今じゃ無残なこの姿 あぁなったのも仕方ないと 思えるほどに 嗚呼 存分に今日を味わって、 移り変わっても 居ない自分があたしの中で蹲るの 淡く揺れる 貴方がもう受け止められないよ ねぇ 「全て私じゃない。」 耐えられない! どれだけ“不甲斐ない”の 理由を探したって今は色褪せない からかっているんですか? 「これがあたしの生きた 証と!?!?」 貴方がどれだけの理由を 紡いだって、ずっと許されない 表していたんだ、 行き止まった壁のように 黒くなって定まんないや、 胸が痛い程に。 今までが泣かないで居れたのは 「貴方の為に伸ばしていた 黒い髪が、 私を纏って綺麗だったから」 辞めにしようもう。 貴方が居なくなる前、 食事中も、朝も、昼も、 夜も同じ宇宙で、 きっといなくなる、 またいなくなると自分にそう 言い聞かせていた。 「思い出は、 香りと道に型取って擦り切れた曲が 私を纏った」 今は一歩づつ、 まだやり切れると自分に初めて 嘘を、憑いた。