私たちはどこから来たのか あの雲はどこから来てどこへ 行くのだろう? 形を変えていくちぎれ雲に 自分の身を重ねてみる 日常は特に可も不可もなく続くので 正解と不正解があやふやになって 形あるものではなくなってしまう 目に見えないものを信じている 正解のない日々にひたすら相槌を 打つ いつも上から下に落ちていく光も 雨も 雷も 雪も 雹も 目に見えるもの全て逆さまで コバルトブルーの絵の具が剥がれて 消えかけの ブラウン管から見える景色 小さな光が集合して作られた日は 帯状に本体を 通過します そして一人になる 性格の違う僕らが 平等に見ることができる 一つの奇跡に どうしてこう 心を締め付けられるのだろう? 天気は繰り返されます 人も 動物も何もかもが 形を変えて繰り返されていきます カーテンが開け放たれて 社会の波には乗らずに ただ息をして出て行くとします 遠く未来に思いを込めながら あの虹の彼方の今を 生きていくのです それは少しずつ少しずつ 形を変えながら変化していくのです 愛をこめてください 吐き出してください 吸って吐いてください 心の中の無重力を 飼い慣らしてください 届けてください 互いの愛を重ねて日常を切り取った ノートを 一つ折って交換してください 読まずにそのまま自分の知る限り 一番遠くまで届きそうな海へ 流してください それから この歌を聴いてください 今ある一瞬を大切に生きてほしい