あれをごらんよ おし鳥が 啼いて仲よく 空を飛ぶ あなたまかせの 私なら ついてゆきます どこまでも 波に揺られて ゆらゆらと 風に吹かれて ゆらゆらと 浮世の 浮世の 川を 川を あゝふたり舟 いつも笑顔で 俺を見る そんなお前が いじらしい 生きる辛さを 分け合って 呑んだお酒の 温(あたた)かさ 雲の流れを 追いながら 雨に打たれて 耐えながら 幸せ 幸せ 探す 探す あゝふたり舟 舵(かじ)をとるのが お前なら 俺は櫓(ろ)を漕(こ)ぐ 夢を漕ぐ 惚れたあなたの ためならば どんな苦労も 泣かないわ 波に揺られて ゆらゆらと 風に吹かれて ゆらゆらと 浮世の 浮世の 川を 川を あゝふたり舟