『この星に来たばっかりで 何も知らない僕だから ちょっとこの世界のこと どうか教えてよ』 この星に来たばっかりの 僕を見てヒトは石を投げた 『ちょっと変わった挨拶だ どうかよろしくね』 どうして空は青いのかな? どうしてお腹がすくのかな? どうして泣いているのかな? 君もひとりぼっちかな? 終わんないクエスチョン 一緒にいると楽しいね 笑う君「そんなこと、 知らないや!」 どうして どうして ヒトはまるい夢を見ているの どうして ねぇどうして 君の手のひらはあたたかいの どうして どうして 花火の音が鳴り止まないの どうして ねぇどうして 君は変な顔をしているの この星のヒトたちはみんな 眠ってばかりいるんだね 夢が無い世界を知りすぎて 退屈になってしまうんだな 知らなくていいこともあるよ 知らなきゃいけないこともあるよ 少なくとも僕は君のこと 知ることが出来て良かった 返事はない クエスチョン 君も眠りにつくんだね そんなこと知らなくて良かったのに … ああ僕は ヒトが石を投げつけるワケを かなしい花火がきこえるワケを 夢のない世界で見た夢の傷を ホントは知りたくなかったんじゃな いか 「そんなこと、知らないや!」 ララバイ ララバイ 夢の世界から来た僕は グンナイ そうグンナイ きっとねもうすぐ行かなくちゃ どうして どうして 心の空にも雨が降るの どうして ねぇどうして ヒトは争いをやめないの ララバイ ララバイ これは悪い夢を見ているの? どうして どうして みんな変な表情(カオ)をしているの 誰も 気づかない 大切な答えに気づかない どうして この星は サヨナラを隠してまるくなるの 夢から覚めたばっかりの 君の手のひらに意志をのせた 『ちょっと変わった挨拶だ どうかよろしくね』