覚えている あの日の事 吹きつける風に凍えて震えていた 祈るように春を待っている 傷ついた分だけ 幸せ咲かすクローバー 忘れてしまいたいこと 夜が飲み込んだ灯りを待つ頃 眠れない瞼の裏 味がなくなるくらい 思い出を噛んでた 楽しそうに手を叩いて 響く笑い声 窓際までわざとらしく 「聞こえない」と耳を塞いで うずくまる僕に あなたがくれた 予報外れの偶然の雨も濡れた言葉も 全部抱き寄せて 花を咲かせる準備は出来た 蕾開いて 傷だらけのクローバー 傷だらけのクローバー 溺れそうだよ言葉の海 真っ黒に塗り潰されていった 無理矢理でも息を吸っていたんだ 纏わりつく呪いを溶かして ずっと忘れないよ あなたの言葉 途方に暮れる騒然の水面 過去の痛みも 強く抱き締めて 光を浴びて準備はできた 白く小さな花を咲かすんだ 予報外れの偶然の雨も濡れた言葉も 全部抱き寄せて 花を咲かせる準備は出来た 蕾開いて 傷だらけのクローバー あなたに送るクローバー