去年の夏より伸びた髪 乾いた風が揺らしてゆく 見て 君がくれた髪飾りを太陽が照らし出 す 少し前を歩く背中 あの頃と変わらないまま でも 知らないものだらけの街 迷子になりそうだよ 私が思ったよりも世界は目まぐるし く変わっているみたいだ 通り過ぎてく夏に置いてかれないよ うに君の背中追いかけた 今はぐれてしまえばもう二度と会え ない そんな気がして 記憶の中によみがえる 二人で歩く帰り道 もう戻れない夏の夕焼けを都会の空 に探した 見たことのない腕時計 君だけの時間を刻む ほら そんなこと考えてたらアイスが溶け てゆく どうして どうして 張り裂けるほど こんなにズキズキ胸が痛むの? 通り過ぎてく夏が遠ざかる前に君に 気持ち伝えたい 今逃してしまえばもう二度と叶わな い だけど言えない あのとき素直に「行かないで」って 言えたなら 今とは違う季節がめぐっていたのか な 通り過ぎてく夏に置いてかれないよ うに君の背中追いかけた 今はぐれてしまえばもう二度と会え ない そんな気がして また来年も夏は当たり前のように二 人に訪れるけど 君と過ごす時間をもう二度と思い出 になんてしたくない たとえ叶わない恋でも