Track by湯川潮音
冬枯れた朝のこと 何年も前にあなたがこぼした 言葉を思い出した 「また冬がやってきた 麗しい春が来て 勇ましい夏を呼び 秋の詩人を連れてくる それらをのみ込んでしまうのは 冬の王者なんだ」 あなたは極上の羽飾りの コートを纏って 3つの季節の面影へと 吸いこまれていった… 3つの忘れ物と 私はあなたに 身をまかせてしまいたかったけれど 飛びたてる羽がなかった