Track by湯川潮音
野に咲く色あせた 淡いピンクのバラ 水面を滑る白鳥が 放つ真珠の水しぶき 何年もここに座っていられるような そんなまぼろしの世界 美しいと思うものは 何でも私のものに できるとあなたは言う 鮮やかな色を使って 混ぜたり 塗り替えたりしながら 心に描き出すようにして 美しいと思うものは 何でも私のものにできると あなたは言った 手に入れようとしたりせずに 見つめることかできたのなら あなたを心に描き出すようにして 私の愛しい人は ピンクのバラと 肖像画の中にだけ 今佇んでいるの その中にだけ…