周りの雑音を遮蔽遮蔽遮蔽して 座ったベンチに端子を差し込み 明るい夜は待ちぼうけ モノラル 溶けて消えろ カイロ代わりのココアを 冷やしてゆく マフラーに埋もれるように少女 心 奏で出した 冴えた感覚を遮断遮断遮断して 自分の体に端子を差し込み 眠らぬ夜は泡沫 ステレオ 溢れ出した カイロ代わりのココアが冷たくなる 視界の端に捉えた少女 心 奏で出した ヒューズ 飛んで 声を 止めた 凍てる 肌に 視界 暈けた 影が 靴に 触れて そして 君が そばで イヤホンが外れた 高らかに鳴れ想い走らせるよに 溢れるどの音より強く カイロがわりのココアを贈り物に 二人で音を分けた少女 心 奏で出した