二つの心臓が口遊むように打った 小さな孤独だけに耳を澄ます 会えなくなったら 過ぎてしまったらって よくないことばかり 聴こえてきてしまうから ロベルヴァルだったら? また楽しがらずや、で 遠くの朋のことを考えたり ナナメで見ていたら 遠くなったものも 祈ってばかりで使えなかった諸手も 堂々巡りみたいな時が 増やしていったもの バランスを取るために 右手にのっけた重いもの 左手にのってく次のこと 釣り合わないことにやきもきして 次会わないような足取りして ひとつはワルツを、 ひとつはジグザグの ひとつになる途中で重ねて 重ねて EとかAとか言い訳みたいに 和を乱さないように見えたでしょう ミトラがうたうのは 説法なんかじゃなくて 慈しみ合えることなんだろうな 嘘っぱちみたいな夢を見せて 抱きしめあったこと 軽くしてくれたこと 今と過去をはかりで比べたら 釣り合わないことばかりだったっけ なあ 右手にのっけた重いもの 左手にのってく次のこと どちらに傾くとしても どちらに傾くとしても あわない今日も、すぎたる明日も アイデアひとつなのです あわない今日も、すぎたる明日も ひとつになる途中で重ねて 重ねて